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高血圧

多くの方が悩んでいると言われている高血圧の症状。一般的には遺伝的な要素などが関係していると言われていますが、肥満が原因となっていることも少なくありません。

肥満と高血圧の関係や、問題点について解説していきましょう。

動脈硬化の原因にも!高血圧は合併症のデパート!?

高血圧は、その名の通り血圧が高い状態が続く症状のこと。血圧が高いことによって、身体には様々な弊害が現れます。

高血圧自体には、それほど大きな自覚症状はありません。しかし、自覚症状が現れたときには、かなり合併症の症状も進んでいて、命の危険にさらされることも。高血圧は、重大な病気の原因となる“サイレントキラー”と呼ばれる側面があるのです。

例えば、高血圧の状態が続くと必要以上に血管に負担をかけてしまい、動脈硬化を起こしてしまうとされています。動脈硬化は心疾患や脳血管疾患など、命に関わる病気の原因となることでも知られていますね。

ほかにも、腎臓の機能が低下したり、糖尿病を合併することもあります。高血圧は様々な合併症のデパートと言えるほど、危険な状態なのです。

肥満や運動不足が高血圧の要因に

実に40歳以上の2人に1人が高血圧であるとされ、日本人は高血圧の患者が特に多いと言われています。

一因として、塩分摂取量の多さが挙げられていますが、そのほかにも、遺伝的な要因が関係しているとされ、両親ともが高血圧の場合は、2分の1の割合で高血圧になるそうです。さらに、ストレスや運動不足などの生活上の問題、脂質の多い食事や肥満などもその要因として考えられます。

血圧を下げるために生活習慣&肥満の改善を

高血圧のイメージイラスト血圧は心理的な要因やその場の状況などを大きく反映しやすく、刻々と変化しやすいもの。ですから、血圧の正常値には、診察室血圧と家庭血圧の2種類の基準が設定されています。

病院やクリニックなどで医師や看護師によって測定される診察室血圧の場合、正常値は140/90mmHg未満。家庭で測定する家庭血圧は135/85mmHg未満が正常値です。

それ以上の数値の場合は高血圧とされ、血圧の高さによって重症度が3段階に分けられます

日常的に血圧が140/90mmHg以上の方は、食事の内容や運動量を考えたり、日常生活の改善を行う必要があります。

高血圧の患者さんは専門医に相談して降圧薬を処方してもらう治療法が一般的ですが、薬の副作用や注意しなければならない点も多く、全面的に薬に頼ることはおすすめできません。

生活改善や肥満の改善と一緒に治療を行うことが大切です。

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