ここでは、肥満が原因となって引き起こされる病気について考えてみましょう。
体重過多や脂肪過多による影響は、内臓疾患だけでなく外科疾患なども想定され、私たちの身体にとって、大きな負担となってしまうようです。
肥満は、放置しておくとあらゆる病の原因となる可能性が高いと言われています。
まず、糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病への罹患率が高いことは知られていますね。まだ病気にかかっていなくとも、太っている方の多くが、生活習慣病の予備軍であるメタボリック症候群に分類されています。肥満症の方は、遅かれ早かれ、それらの病にかかってしまうことが予見されているわけです。
さらに、内臓に関連している病気だけではなく、太り過ぎによる体重過多が膝などの関節に負担をかけたり、腰痛を引き起こすことも。重すぎる体重は、身体の中だけでなく足腰にも負担となります。日常生活のあらゆる動作や行動に障害となってしまうのです。
肥満が及ぼす身体への害について考えてきたところで、あることに気が付きませんか?
そうです、“肥満を解消することによって、病気やケガのリスクを回避し健康な身体をキープすることが可能である”という見方もできるわけです。健康な生活は、適正な体重と体脂肪を保つことから始まるんですね。
そこで、肥満と関連している病気や症状について、以降のページにまとめてみました。
重度の肥満は、身体にとってみればとても厄介で危険性が高い疾患と同じです。ダイエットとリバウンドを繰り返している人は、重い病気を治すのと同じように根気よく治療する必要があります。ダイエット外来や肥満外来に相談し、専門家のサポートを受けるのが適切だと思います。